施設えらびのポイントとは?

施設探しのノウハウ

相談をうけている方の施設さがしをしているなかで、使いやすいデータベースを見つけました。⇒こちら
「本サイトは介護サービス情報公表支援センター、高齢者住宅財団で公表されているデータを元に作成されています。」 となっています。

場所やサービス分類で検索して、調べてみたい施設があったら、まず「料金」や「施設」で自分の希望条件にあうかどうか見ます。

つぎにチェックするポイントは、「利用実績」です。何歳くらいで要介護度がどのくらいのひとが入所しているのか、調べましょう。

つぎにチェックするのは「法人」というタブです。
どんな法人が運営しているのか、その法人はほかにどんな施設を運営しているのか、などがわかります。

私は、施設訪問するまえにこのデータベースでだいたい「この施設はどんなところか」、見当をつけて行きます。

でも、ネットで見て想像したのと実際に行ってみるのとでは、だいぶ印象がちがうことも多いのです。
ぜったいに、自分の目で確かめることが必要ですね。

 

失敗しない施設選びのポイントを教えます

たくさんある高齢者施設のなかから、自分にぴったりの施設を探すのはとても大事で、とても大変です。
施設の種類はわかっても、そこで自分が暮らすというイメージが、わかないですよね。施設を決めるときの段取りとポイントをまとめてみました。
※ここでの説明は、ケアハウスなどの自立型施設をイメージして説明していますが介護保険施設も基本的に同じです。

1.資料をあつめる

    • インターネットで調べる・・・住んでいる地域にはどんな介護施設があるのでしょうか。介護情報のデータベースがたくさんあります。たとえば⇒こちら
    • ホームページを見る・・・最近はどこの施設でもホームページを持っています。「どんな施設運営をめざしているのか」に注目しましょう。
    • パンフレットを取り寄せる・・・「送ってほしい」と電話してみましょう。電話の対応は、どうか、注目してみましょう。快くすぐにパンフレットを送ってくれるでしょうか。
    • 理事長や施設長の「理念」が、きちんと書かれているか、見てみましょう。
    • 立地は、どうですか?あなたは、交通の便の良い都会型の施設がお好みですか?自然豊かな、郊外型の施設がいいですか?
    • 施設は、どんなことに力を入れているでしょう。食事でしょうか?レクリエーションでしょうか。介護サービスでしょうか?それは、あなたの一番求めることと、一致していますか?
    • 開かれた施設運営を心掛けているでしょうか。外部の人(介護相談員や心配ごと相談員など)が、入居者の相談に定期的に来ているでしょうか。
    • 介護保険の指定をうけた施設は「介護サービス情報公表」をインターネットに公開しています。調べてみましょう。三重県の情報は→こちら
    • 福祉サービスの第三者評価を受けた施設は、自らのサービスの質向上に力を入れている施設といえますね。三重県の情報は→こちら

2.施設見学をする

    • ホームページやパンフレットをみて、よさそうならば実際に行って見てみましょう。
    • 一か所だけではなく、複数の施設を見学して比較しましょう。
    • 一人では、気がつかないことも多いです、家族や友人と一緒に行きましょう。ふじ社会福祉士事務所は施設見学に同行します。
    • 玄関の第一印象はどうですか?暖かい、入りやすい雰囲気でしょうか。
    • 応対してくれる職員は、どうでしょうか。入所すれば、毎日顔を合わせる家族のような人です。やさしくて親切そうですか?
    • 説明は分かりやすいですか。資料は、どんなものを見せていただきましたか。
    • 「重要事項説明書」という書類を見せてもらいましょう。契約書よりもこまかく、職員配置や入退院の扱いなどが、書かれています。
    • 「介護が必要になったらどうなるか」、は必ず聞きましょう。入居条件が「介護認定を受けていないこと」となっている場合、要介護状態になったら、退所しなければならないところもあります。
    • 家族や友人の面会は、いつでも自由にできそうですか。
    • 入居者の表情をみましょう。できたら、挨拶をしてみましょう。明るく楽しそうですか?

3.体験入所をする

    • 体験入所をさせてもらいましょう。実際に寝泊まりすると、入所後の生活イメージがわきます。
    • 快く、また何度でも体験入所をさせてもらいましょう。もちろん、1泊いくらか実費を支払います。ショートステイの制度があるところは、定期的に利用してみるのもいいことです。
    • 入居者の年齢はあなたと同じくらいですか。入居者の介護度は、どうですか。ほとんど寝たきりのひとばかりとか、認知症のひとばかりで、あなたとはレベルが違い過ぎると、入居後たのしくありません。
    • トイレや浴室は、観察のポイントです。清潔で安全ですか?
    • 食事は口に合いますか?
    • デイルームはいつもにぎわっていますか?自室に閉じこもっている人が多いと活気がありません。

4.決断する

    • 気に入った施設がみつかったら、具体的に検討しましょう
    • 費用の点は、大丈夫ですか?年金の範囲内で毎月の必要な費用が賄えますか?持ち家を売却して、入居費に充てると、万一施設生活が合わないと感じても、帰るところがありません。
    • でも、自宅を空家にしておいておくと、維持管理が必要です。
    • 子供たちは賛成ですか?
    • 安心と引き換えに、なじみの地域や近所の人たちとはなれて暮らす覚悟はありますか?
    • すみなれた我が家や家財道具を手放してまで、求める生活ですか?
    • あなたの大切なもの、仏壇やピアノやペット・・・持ち込めそうですか?処分できますか?
    • 入居時期を決めましょう
    • もう少し先でもいいかな、と思ったら、結論を焦ることはありません。でも、いざ入りたいとなったら、満室ということもあります。