当事務所の特徴

豊富な知識と経験

豊富な知識と経験

当サポート室代表は、大学で社会福祉を学んだ後、30年間、四日市市役所の社会福祉事務所に勤務し、一貫して生活保護や高齢者の相談支援に携わってきました。その後さらに、大学院で社会福祉学を学び、どのように現場と研究の融合をすればよいかを学びました。
このような経歴ですので、多くの経験と知識をもとに、適切なご提案をします。

私が、市役所時代に福祉の面接相談をした人は、1000人以上に上ります。たいへん多くの人のお話を伺いましたが、特に私が大切にしてきたことは、相談に来られた人の気持ちを「汲む」ということです。市役所の福祉事務所に足を運ぶ、という行動は、その方にとっては「一大決意」で、勇気を振り絞ってやってくる場合が少なくありません。

さまざまな事情があって、自分ではどうにも解決がつかなくって、「生きるためには何とかしなければ」と決意して、福祉事務所の戸をたたく。

そこで、「さまざまな事情」を「洗いざらい」話さなければならないのは、辛いことに違いありません。時には、ご家族間の言いたくない関係などもお聞きしなければなりません。
私は、ご相談者のことばや表情を汲んで、できる限り状況を正確に把握し、さまざまな福祉制度の中から利用できるものを探し出し、解決をはかることに努めました。即解決には至らなくとも、少なくとも、来た時よりは帰って行かれるときの方が、「なんとかなる」という気持ちになってもらわなければ。

市役所を退職して大学院に進んだのは、自分がこれまで福祉現場で経験してきたことを、学問的に確かめたいという思いからでした。

大学院では、軽費老人ホーム・ケアハウスの全国実態調査をして、入所者と施設管理者双方の思いを分析し、これからの高齢者居住施設の在り方を研究しました。

全国軽費老人ホーム協議会様のご理解をいただき、331施設、3255人の入居者から回答をいただき、2010年度総会で発表させていただきました。(写真)

この研究成果をもとに、「利用者に選ばれる」「施設運営」の方法についても提言させていただきます。

「社会福祉学」という学問は、現実社会へのフィードバックが必要です。このサポート室を開所し、これまでの知識や経験をもう一度地域の皆さんにお返ししお役に立ちたい、と考えています。